◆婦人科
○子宮がん検診
大垣市子宮がん検診委託病院となっています。市外在住の方でも自費で検査を受けることができますのでご相談ください。子宮頸がん・体がんのいずれも検査できます。
婦人科ドック(乳がん検診 婦人科検診)→ 詳細はこちらをご覧ください
また、以前に子宮がん検診で要精密検査となり経過観察が必要と言われている方や、手術を受けられた方の術後診察も行います。
○子宮筋腫
成人女性の4人に1人は子宮筋腫があるといわれています。子宮筋腫を持っているというだけでは治療する必要はありませんが、筋腫により生理痛がつらい、生理の出血が多い、腰痛があるなどの症状を起こしている場合は治療の適応となります。
治療としてはホルモン剤の内服で生理周期を整える方法、注射で生理を止めてしまう方法などがあります。手術により子宮の摘出、筋腫の摘出を行う場合もあります。年齢や出産歴、今後の妊娠希望があるか等によって適した治療法が変わってきますので、お悩みの方はご相談ください。
○卵巣腫瘍
卵巣腫瘍は自覚症状がなく、大きくなって破裂したり捻転(卵巣・卵管がねじれること)を起こしたりして初めて見つかることがあります。生理痛や生理不順などの症状があることで見つかる方もいます。大きさや種類・症状によって治療方針が異なりますが、手術の適応ではない場合、当院で経過観察を行うことも可能です。
○子宮内膜症
主な症状として生理痛、生理以外の時期の下腹部痛、過多月経、性交時痛などがあります。20~40代の方に多く、生理痛がつらくて仕事に行けないなど日常生活に支障をきたすこともあります。該当する症状のある方は一度ご相談ください。ホルモン剤の内服や注射が適応になることがあります。
○子宮脱・骨盤臓器脱
加齢に伴い子宮や膀胱・直腸など骨盤内の臓器を支えている筋肉が衰えてくると、これらの臓器が下がった感じが出てきます。これにより排尿障害(頻尿である、尿漏れがある、スムーズに出にくいなど)、不正性器出血、便秘などの症状が起きてきます。治療には手術療法もありますが、症状が軽度であったり手術がしにくい場合にはリングペッサリーを膣内に挿入して子宮や膀胱を押し上げ、元の位置に戻すという治療法が可能です。外来通院でできる簡単な処置です。当院でも挿入できますし、他院でペッサリー挿入された方の経過診察も行います。